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2020.10.04
ようやく発表の運びとなりましたが、晴れて2020年度のグッドデザイン賞を受賞する事が出来ました。2年前から取組始めたヒノキの大径木活用のプロジェクトがようやく一つの形になったかなと思います。
このヒノキの大径木活用は、1本の丸太(ヒノキや杉)を出来るだけ有効活用する事で、良質な構造材は当然として、建具や階段、造作棚などの建築部材にもより良い素材の無垢材を使って良く事を目指したプロジェクトです。
我々は元々自然素材、無垢材の活用にこだわって来ました。今後は、さらに地域の産業、林業と強く結びつく事で、地域を支えている大切な地場産業の活性化、そして大切な山々を育んでいく仕事・ビジネスへと進んで行きます。
そのシンボルとして、今完成間近なのが「エモトープ浜松」
工事現場は最後の仕上げとして庭の作成に移っていますが、社内の方も磐田店からの引っ越しが差し迫り慌ただしい状況です。
コーディネーターや設計のメンバーは最後の家具選定をしており、オープンに間に合うかどうか冷や冷やモノですが、既に出来上がって置かれている家具もあります。
それがこちら。
何故、このソファだけ余裕で納品されてるかと言うと、このソファは家具屋さんから買ったものでは無くて、職人さんの手で作成したものだからです。
ソファを支えている座面の木板。これが、先程冒頭に申し上げたヒノキ大径木から切り出したヒノキ板。遠目に見ても美しいですが、実物を間近で見るとうっとりです。
こんな風に、大径木活用は徐々に活用範囲を広げながら進んで行きます。
又新しい取組も始まりますので、お見せできる時が来たら報告させて頂きます!