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2020.10.07
前回に引き続き第1種換気と第3種換気って結局どちらがいいの?というお話です。
前回、計算してくと第3種換気に比べて第1種換気のほうが年間9541円お得だよというお話までしました。
ただあくまでこれはいわゆるランニングコストで初期費用(イニシャルコスト)がどれくらいなのかも考えなければいけません。
ざっとですが第1種換気は第3種換気に比べて初期費用が30万~40万円ほどプラスでかかります。
ということは単純計算で30万円だとしても元を取るのに30年以上かかるわけです。
さらに消耗品費用やメンテナンス費用、あと前回の計算は気密に関して理想値(C値=ゼロ)で計算しているので実際にはもう少し年間のお得は少ないことを考えると元を取るのに40年以上かかってしまう計算になります。
ということはどちらがお得かという視点で見れば第3種のほうがお得ということになります。
前回の計算は愛知県の名古屋市の気象データをもとにで計算しましたが北海道、東北地方や長野県などの寒冷地では第1種換気でもっと早く元が取れます。
なので愛知県や静岡県のように温暖な地域では第1種換気より第3種換気のほうがお得ということになります。
ということで2回に分けて第1種換気と第3種換気でどちらが良いのか?という内容でした。
ただこの内容はあくまで【省エネ】という視点からの結論になり【換気効率】という視点からすればまた違った結論になりますがやはり今日も長くなったので換気効率についてはまたそのうち取り上げます。
ということで、今日のところはここまで。
では、また。